自転車日本一周記
4月26日 第11日目 福井―(8号)→大津(滋賀県)
朝5:00。薄もやの中、カレーパスタをすする。
献立最高コンボが、
レトルトゆでる→そのお湯で珈琲を入れる→残りのお湯でパスタゆでる→パスタをとりあげ、
残ったお湯でスープか味噌汁、だ。
楽だし、レトルトをカレー、ハヤシ、シチュー、クリームソース、スープスパ。
いろいろと変えればバリエーションも楽しめる。
値段はパスタがだいたい2kgで買って2人前60円、
レトルトが100円。珈琲とスープ代を入れても200円くらい。
レトルトは100円で売っていればマ・マーのものが280gと量があり、しかもおいしい。
味噌汁やスープにふんだんに野菜をいれることで(でもだいたいもやし)、バランスをとることができる。
パスタは吸収が良いから、朝には向いているし。
食事で元気は出たものの、今日は峠を2つほど越え、かなりきつかった。
2つめの峠でスキー場の廃墟を発見した。
融け残った雪みたいなストックの部品が印象的だった。
カメラは相変わらず使いこなせていないが、好みの廃墟だった。
滋賀に到着。
おお。琵琶湖だ。
落ち着いて休もうとしたところ、自転車のサドルの
おばあちゃんからもらったお守りとイトカワさんからもらったお守りがとれて紛失してしまっていた。
滋賀では琵琶湖タワーを撮る。これも一応の廃墟だが観覧車って撮るのがむずかしい。
ごはんを作る気がしないので、今日はマックでごはん。
4月27日 第12日目 大津(滋賀県)
神社で起床。
琵琶湖タワーに別れを告げ、漫画喫茶で情報収集。
次に向かう廃遊園地「甲賀ファミリーランド」の情報を集め、位置を特定。
そちらに向かう前に、三橋節子美術館と滋賀県立美術館へ。
ちなみに三岸節子ではない。
三橋節子は野の草に、優しさとストーリーを見いだした画家だ。
病によって、利き腕の右手を切断してからも、左手でその死まで描き続けた画家だ。
僕は「なずな」という彼女の子供の名を冠した作品が好きだ。
うっすらとした、せつない翳りがみえるような緑。
他に、「三井の晩鐘」や「花折峠」など、地に根ざしたものを描いている画家だと思う。
滋賀県立美術館は、なんと言っても特別展でやっていた秋野不矩だ。
インドを描く日本画家といっていいのか、彼女の七母神がすごい。牛もすごい。全部すごい。
公園にいた、だっこされていた犬さんがとてもかわいかった。
そして滋賀の本命、ファミリーランドへ。
日が傾いていたから、場所だけみてから公園で今日はもう休むことにした。
炊こうと、米をみると黄色と黒になっている。
腐ってる・・・?とりあえず炊いてみたが、不安で少し食べて捨ててしまった。反省。
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