自転車日本一周記

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５月４日　第１８日目　安芸―（９号）→松江

} 　足立美術館、島根美術館を訪れる。



　庭の整備にかかるお金であろうが、学生で入館料１７００円はきつい。
伊賀釉反鉢が欲しい。鮎と菜の花とかを載せたい。じっくりとみたかったが、人が多いので退却。
　お昼ご飯は食パン１斤１００円と、目玉焼き二つ。レトルトカレーをつけて食べる。
明らかに食べ過ぎた。おやつは野菜ジュース。

古増志古墳公園でテントを張る。
毎日美術館通いで、胸がいっぱいになってしまって、新しい作品の印象がすんなりと心に入ってこない。
もうすこし、ゆったりと旅をしたい。
美術館を観るっていうのは恐ろしく体力を使う。
普通はハシゴなんてしてはいけない。
心のキャパシティがすぐにいっぱいになってしまう。

　暗くなってから、ストーブに火をつけ、お湯をゆでる。
カレーのレトルトを暖めて、取り出したら今度は二つ折にしたスパゲティを入れる。
スパゲティはゆであがりが早いように細めのもの。
ゆであがったらコッヘルに箸で移し、
残ったお湯でお味噌汁をつくる。
　今日は星がきれいに見えるから、古墳に登って、寝そべって、食べる。
全部空ってのは良いな。
　満腹になって、寝そべって、気づいたら寝てしまっていた。
蚊に刺された。

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５月５日　第１９日目　松江―（９号）→湯泉津

宍戸湖のゴビウスという水族館へ。
開館までずいぶん時間があったからベンチで昼寝。寝過ごす。

出雲大社を何となく参拝。神楽を観る。



笑う人達がいっぱいいる。今日は、こどもの日か。少し、気が重くなる。
寂しいと言うよりは、そんな風に笑えない自分に嫌気がさしたから。
子供が太いしめ縄に伸ばす手に、切なさを感じた。












　早く休もうと思うのに、今日もナイトランをしてしまった。
夜走ることは本当に危険だ。可能な限り、してはいけない。
焦っているわけではないのに、うまく心と体を止められない。
　バス停があったので、テントを張らずに眠る。
トラックの音に、時折眼が覚める。浅い眠り。
このごろ、体がだるい。睡眠不足だろう。

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