*minimum lifeとは

“ものは、自分のものにしたくなったとたんに、

 あらゆるめんどうがふりかかってくるものさ。

 運んだり番をしたり…。
  
 ぼくは、なんであろうと、見るだけにしている。
 
 立ち去る時には、全部、この頭にしまっているんだ。

 そのほうが、
 かばんをうんうん言いながら運ぶより、ずっと快適だからねぇ…。___スナフキン”


 特に出所はないのですが、必要最小限のものでの暮らしのことを僕はミニマムライフとよんでいます。(今名付けました。)
「持たない生活」、シンプルライフとかと殆ど同義ですね。

 僕はたまに、スナフキンみたいだと言われます。
チャリで旅をしたり、ハーモニカを吹いたりしたからだと思いますが、
僕自身もヤンソンのムーミンを読んで彼に憧れています。

 節約とはまた別の物であり、
無理をして修行僧のような暮らしをするつもりもありません
ただ、穏やかに暮らして死ぬために、僕はあまり物を持ちたくないだけです。

帰るところも、よりどころにするところも、僕は要りません。
大切に思い出の品を持ち続けることは、本当にすばらしいことだとも思うのですが。
僕は、写真の一枚も、卒業アルバムも持っていません。
それは、スナフキンのような自由さのためではなく、
僕の心の弱さの為でしたが、全てガソリンをつけて焼いてしまいました。
誰かの想い出の品といえるのは、祖父の革の旅行鞄と、ペーパウェイトくらいでしょうか。
それも、実際に使うから持っているだけです

物が多く、何かに束縛されるのは、
僕は息苦しくて大嫌いです。
ただ、追い詰められて物を捨てることでバランスをとるのではなく、
ゆるやかに、縛られず生きていきたいと思っています。

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